その迷宮の主は「ベリアル」
ジュダルをもって"特別"といわしめる「ベリアル」。
なぜ自分に肩入れをするのかと問う白龍。
" おまえだけが… " " 俺とまったく同じモンを持ってるからだよ。 "意味深な発言ですね。
いざダンジョン攻略へ!!
さて迷宮に入ってみると、そこに広がるのは
煌帝国。。
しかし、それらは白龍の眼にのみ見えているようです。
ジュダルの眼にはただの藁葺き屋根に見えていると。
" おそらくこれは幻覚だ。 " " ベリアルは、俺たちの身体に作用している。おそらく視覚を乗っ取られている。 "そして、ジュダルは白龍の前から消えてしまいます。
白龍の前に現れたのは…
白瑛!!
白龍に謝罪した上で、復讐を諌める白瑛。
幻影とは分かりながらも無視することができない白龍。
どうやら「ベリアル」の迷宮では、己の意志には関わらず幻影に正面から向き合わなくてはならないようです。
" 思い出して。父上や兄上たちの志を。 " " 彼らは乱世を終わらせるために、中原の民に平和をもたらすために、戦い続けていたのではなかったの!? "" あなたの心は、本当に兄上の願いと同じものなの!? "白瑛の言葉に…
" そ、そうだ…兄上の…願いと…俺の心は…同じもの…だ… "と答える白龍。
そのとき!!
突然、白龍の身体に浮き上がる傷!!
白龍の目の前の空間が歪み、迷宮の主である「ベリアル」が…
" 我が名はベリアル。真実と断罪のジン!! " " ここでは一切の虚偽は許されぬ。 "白龍に迷宮について語る「ベリアル」
" それは幻影ではない。おまえ自身が頭の片隅で、本当に考えていることなのだ。 "" 己の信念に嘘をついた時肉体を罰せられ、嘘をつき続ければ死ぬそれが私の迷宮だ!! "と。
つまり、自分自身に嘘をついたらそれが実際に肉体のダメージとして現れるということですか…。
一方ジュダルは…
アラジンとともに燃え盛る街を見下ろすジュダル。
アラジンは、ジュダルに過去にどれだけ悪いことをしいたとしてもそれは「アル・サーメン」のせいで、ジュダルは悪くないと説きます。
なんか、アラジン違和感あるな〜。上手くは言えませんが、極端な…というより、善悪をこんなに声高にいう子だったかな??
" 僕たちの方へおいでよ!「アル・サーメン」と手を切って… "" 君はマギとして王を選び、まっとうな国を築きたかった。それが君の本当の願いなんじゃないのかい!? " " ジュダルくん!! "アラジンの誘いに…。
" ………ちがう…… " その言葉と共に、ジュダルの腹部が裂ける。
どうやらマギであるジュダルもベリアルの術中にハマっていたようですね
どうりでなんだかアラジンが…。
ジュダルの眼から見えてるアラジンの一面、ということなのかな??
一度はアラジンの言葉を否定したジュダルですが、
" …いいや、お前の言う通りだよ、アラジン。 " しかし、彼の言葉とは裏腹に、貫かれるアラジン。
一方、白龍の前にはモルジアナ
モルジアナの言葉に…
" そうだ… 俺は気づいている。 姉上と話をすればいいじゃないか。 " " そう、アリババ殿たちと 話をすればいいじゃないか… あそこは居心地が良かった "そう思った瞬間。
モルジアナの姿は、アリババへ。
なるほど、迷宮を攻略しようとするものの心が鏡のように映し出されるというわけですか。
ようやく、この迷宮のことが理解できてきました。
どうもさっきから「ベリアル」はアラジン側に傾いているような印象、というよりその方向に白龍たちを誘導している印象があったんですが、それは単に白龍、ジュダルともに心の奥底でアラジン側にいきたいという願望があったからなんですね。
結局のところ、白龍の場合は白瑛、モルジアナ、アリババ、ジュダルの場合はアラジンという形でしたが、あくまでもう一人の自分との対話をしていたということな訳ですね。
それにしても、ジュダルに突き刺されたアラジンは不憫だなwww
アリババの手を取ろうとする白龍。
もう一人の自分と手をとるということは、表面的な意地やわだかまりなどを捨て、自身の真意に耳を傾け、それを肯定するということ。
では、もう一人の自分を拒絶するということは…。。
" それで良い。己の矛盾に打ち克ち… " " この者は今、白く磨れた真の王の器になろうとしているのだ!! "しかし…
アリババの手を取ることのできない白龍。
そして、アラジンの誘いを拒絶するジュダル。
" 仲間になれただと?そうしたい俺も確かにいた。 " " でもよォ、俺ん中のもう一つのこっちは!?見ないフリをすんのかよ。"" 冗談じゃねぇよ!! "ジュダルの心の叫び!!
白龍とジュダルのこの
" この者たちの……… " " 器の底に渦巻くこれは一体なんだ!!? "驚愕する「ベリアル」!!
" 俺たちの中のこいつがよォ… "" そうじゃねーだろって叫んでんだよ!!! "迷宮の主「ベリアル」さえも驚愕させる白龍とジュダルの中に存在するものとは一体!!?
大勢の流れに与することを良しとせず己のあり方を貫くのもまた、王のあり方ですしね…。
ジュダルと一緒にされることを厭うていた白龍でしたが、確かに同じ"何か"が宿っているようですね。まあ、本人が嫌がっていても、読者的には結構似た者同士って感じでしたがねwww
しかし、ジュダルもさすがマギですね、意外とちゃんと人の本質を見抜いてる。
というか、こんな風にマギ自身も迷宮に入る度に試されているなら、普通に考えて王よりマギの方が多くの迷宮を攻略しているんだしマギほど王の器にふさわしい人物もいないでしょうにねwww
>マギ -MAGI- レビュー一覧<
PR