赤と蒼のエーレンベルグ Eherenberg of Red+Blue 第2話レビューです。
林檎と果実の影響で昏倒する生徒達。。
もちろん、一般の人間に原因は分かるわけもなく...。
[0回]
林檎と果実に課された試練は...
「乙女の果実」を集める事。
「乙女の果実」とは少女が絶頂を迎えた時に生じる想いの結晶なんですと。
あの御方..."ハクセツ"が人に戻るためには現世への強い想いの引力が必要とのこと。
その最も強い物が『乙女の果実』なんだとか。。
しかし、別に絶頂時に生じる想いって現世への強い想いなのかな...。。
ちなみに、ハクセツが人ならざる存在になったのも"想いの引力"によるのだとか。。
結局まとめると、林檎と果実のふたりで自分達がイクことなく300人の少女をイカせれば良いとということらしいですね。
ただ、絶頂とはいっているもののチコリータ(この生き物)は"心を満たせば良い"といっていますので、実際に肉体的な絶頂には限らないのかもしれませんね。
しかし、それは決して容易な事でなく(まあ、そもそも300人の少女と致せる関係になるのが既に困難ですが...)二人にはそれぞれ"ハートのリビド"と"カップのリビド"の呪いがかかっているわけです。
林檎意外に恋に落ちるわけがないと言い放つ果実。
一方、林檎は触れられるだけでも欲情してしまう程の呪い。
なんとか抑えてはいるものの...。
ひとり保健室で休む、とその場をあとにする林檎。
そんな林檎を見て果実は...善処すると。。
林檎を"また"傷つけたくないから...といいますが。
過去に二人の間に何があったのか。。
物語は回想に入ります。
林檎と果実の出会いは...
林檎は果実の父の忘れ形見で、どうやら果実の父に引き取られたようです。
林檎の父も果実の親も画家。
二人は果実の家でヌードデッサンのバイトをして一緒にくらしていました。
当初果実は、いわれるがままの林檎を嫌っていた。
しかし、二人はそのうちお互いの孤独を埋めるために惹かれ合い...
それでも執拗に"温もり"を求めてしまう果実。
そしてそれこそ"呪い"だといいます。
そして...そののち二人は手を取り合い、"画家の家"を出ます。
" 永遠の友達 "になるという誓いをたてて。
" それってずっと友達のままですの? "そんなことを思い出しながら廊下を歩いていると...
調書をとって保健室へ向かう途中の生徒会の二人と遭遇し衝突。
その瞬間、涙が止まらなくなってしまう果実。
そんな果実に真耶は
" 女の子は笑顔でいなきゃ! " " ね "その笑顔に...
ハートのリビドが...
どうやら、恋に落ちてしまったようですね。。
二人をおいて(気をきかせたらしいです)先に保健室へと向かう英玲奈。
さて、自分の意志とは裏腹に恋に落ちてしまった果実。
いきなりピンチですかね??
...アレ?でも果実の場合、"呪い"の問題点はどこにあるんだ??
"恋に落ちる=即セックス"
というわけではないですからね。
更にいえば別に恋にセックスはマストではないのではないか...。
そう考えれば林檎に比べて明らかにリスクが小さい気が...。
別に自身がイカずに相手を絶頂に誘うのは、それほど難しい事ではないのでしょうし。
必ずしも自身が絶頂を迎えなくてはならない事もないでしょうし。
しかも、どんどん恋には落ちれるわけですからね。
真耶の様子からも、相手側も果実に対し恋に落ちやすくなるようですし。。
それに必ずしも肉体的な絶頂である必要もないようですし。。
恋に肉体関係を求めなければ...むしろ極論すれば相手に自分を好きにさせて満足させればいいわけですよね。
それとも、誰かに恋に落ちたとして、その後別の誰かに恋に落ちたとしても前に恋していた人は好きなままなのかな。
つまり、恋に落ちれば落ちる程ねずみ算式に罪悪感がふくらんでいくということなのかな。
それならキツいか。。
しかし、やはりこれでは周りを巻き込んでしまう"呪い"は果実にはあまり有効ではないような...。
まあ、とりあえず、いきなり呪いに呑まれてしまったらしい果実。
一方、林檎はというと保健室で休んでいるわけですが...
副会長瑠月英玲奈の向かう先も保健室。
ちなみに先程の果実が恋に落ちた如月真耶はノンケだそうですが、この副会長の瑠月英玲奈はバリバリの百合属性のようです。
容姿の美しい果実を、ノンケの真耶にはもったいないからと生徒会に勧誘しようとしてますwww
そんな英玲奈が、肉欲に支配された林檎の元に...。
林檎に危機が迫る!??
さて、保健室についた英玲奈。
誰もいない保健室に、ベッドの方から物音が...。
不審な物音にベッドのカーテンを開けた英玲奈が目にしたのは...
ベッドにて自慰に耽る林檎。
その時、保健室に人が入って来て、驚いた英玲奈は咄嗟にカーテンを閉めて自分もベッドに隠れてしまいます。
そして、林檎の間近に迫る形になった英玲奈。
既に我慢の林檎は英玲奈を抱きしめ...
" オネガイします... " " シテください... " いきなり、ピンチ!!
林檎はこのまま呪いに流されてしまうのでしょうか!!?
しかし、上述のとおり明らかに林檎に比べて果実のほうが周りを巻き込むというリスクが小さ過ぎるように思います。
いまいち果実の"ハートのリビド"の呪いの実効力がわかりません。
実質、イッテしまう危険性は林檎の方が極端に高いですよね。
それにそもそも、果実は恋に落ちてしまうのですから、その時点で仮にその相手とともに絶頂を迎えても、それは既に"愛のある絶頂"ということで、呪いははたらかないのでは??
もともと、この二人の"愛"というのは悪くいえば果実の独りよがりなわけですから、もしかして試されているのは果実一人なのかも。。
"カップのリビド"のおかげで林檎が絶頂を迎えてしまう可能性はとてつもなく高いわけです。
更に果実は二度と林檎を傷つけたくないと思っているわけです。
ということは、果実にとって林檎はいつ爆発するか分からない爆弾の様な物。つまり、林檎はあくまで果実に対する枷でしかなく、本当に試しているのは、呪いが解けるまでの間に何度も林檎を裏切らなくてはならない果実の心なのかも...なんて。
林檎のためにも林檎を裏切らなくてはならない果実。その状況の中でも林檎への"愛"を貫けるのかと...そういう試練なのかな〜。
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