銀魂　第五百二十二(522)訓　「松陽の弟子達」レビューです。

異三郎の元へ、妻から届くメール。

[0回]

屋根の上でドーナツを食べる少女。

注意する異三郎に
" 娑婆に出る時位 何を食べようと文句を言われる筋合いはない "
と返す童。

この童こそが、幼くして「奈落三羽」に数えられる神童"死神の落胤"
骸...のちの信女です。

骸の他にも大勢の子供達が...彼らは奈落に拾われ、暗殺者として育てられた子供達。

彼らの使命は...



一橋親子の暗殺。

ええ〜！！？喜々生きてんじゃん？？
というか、一橋って異三郎に暗殺されるはずだったの？？

子供に殺しをさせる事に抵抗を感じる異三郎。

そんな彼に、やるのかやらないのかと問いかける骸。


" 何もしらない子供が人を殺すのはおかしい？ "



" それとも何でもしってる大人が人を殺す方がおかしい？ "


" 子供なのに人を殺す私 "

" 人を殺すのに生まれてくる子の名前を悩むアナタ "

 

" どっちももう道理から外れてる "



そして、現在。
激しさの増す戦場。。



土方と異三郎の一騎打ち。

朧曰く、茂々の意志を銀さん達が継いだように、異三郎もまた高杉の意志を引き継いでいるとの事。

異三郎が、警察長官までのぼりつめ、旧政権の勢力を排除していたのは新政権や己の地位を守る為などではなく...




再び過去。。

一橋暗殺計画。

計画の実行は四月十三日。



暗殺は造船場視察の道中。
護衛は真選組。

彼らの自由な様をみて、松平公がかつて異三郎に言ったセリフ。




"奴等よりよっぽど侍らしい肩書き持ってる俺達が それにがん絡めで侍らしい事を何一つできねェとは "



" どっちが本物の侍か 解りゃしねェ "

更に、骸の言葉をも思い出す異三郎。




そうしているうちにあやしい子供が真選組の護衛している籠に近づき...

刺客かと思いきや顔の長いおじさんにエロ本を籠に届けるようにいわれたと...。

しかし、その瞬間、攘夷志士達が襲撃に現れる！！

ちなみに籠に乗っているのは一橋公の代役松平公。



顔の長いおじさんというのは異三郎。

攘夷志士の襲来も異三郎の策のようです。
これによって遠征を中止にし、暗殺を阻止する...と。

真選組もこの死地を切り抜けさえすれば責任を取って切り捨てられる事はないと。

何故、手を貸してくれたのかと問う松平公に異三郎は...。

手など貸した覚えはないと、タダ指を動かしメールを送っただけだと。

" 携帯勉強したんですよ そろそろ返事をしなきゃいけないですから "

その手に握られた携帯には、妻からの無事娘が生まれたとのメールが...。

" こんな時代です 立派な侍にも 立派な父親にもなれないかもしれません "



" ですが "

" 立派な名前を送ってあげようと思います "


真選組を救った異三郎。

しかし...



異三郎を救う者は誰もいなかった...。

ようやくよい名前を思いついた異三郎。
しかし、そのメールは何度送っても妻に届く事はなく...

" 遠くてもいい メールしてください "



" どこへなりとも むかえにいきますから "

駆けつけた異三郎が目にしたものは...



既にメールの届かぬ大切なもの...斬り殺された妻子の姿。

その下手人は...



骸。。

信女...もともとこの名は異三郎が娘に付けようとしていた名前だったのですね。。

その名を骸に与えた佐々木は一体何を思っていたのでしょうか。
自分の妻子を殺した骸と死んだ自分の娘を重ねていたのでしょうか...。
せつない。

異三郎のメール依存症的な面は妻へ返信できなかったトラウマによるものだったんですね。



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