NARUTO 675『今の夢』レビューです。

カカシの写輪眼を奪い時空間に出現したマダラの凶手がサクラを襲う。

[8回]

即座に神威を発動させるオビト。



間一髪オビトの神威でサクラは時空間から逃れられますが…。

これって、シビアな考え方をすると、どちらかというとオビト自身を時空間から飛ばして、カカシないしサスケに輪廻眼を潰させた方がマダラの脅威は防げましたよね…。まあ、人道には外れるけど…。
やはり、オビトは優しい心の持ち主ですね。

時空間からでてきたサクラはカカシの左目を見て治療を始めますが…。
どうやらサクラはマダラが襲ってきた事にも気づいていなかったようです。

改めてそういうレベルの闘いなんですねぇ。サクラだって決して弱い訳ではないのに…。

時空間でのオビトの言葉を反芻するサクラ。

オビトから左目の輪廻眼を潰すように頼まれていたサクラですが…。



オビトは既に動く事すらできない程に消耗し、少しでも気を抜けば黒ゼツに体を奪われてしまう程に…。

" そのまま輪廻眼がマダラに渡ってしまう・・・ "



" 両目が揃ってしまえば恐ろしい事になる "

これ以上どう恐ろしくなり得るのかととうサクラですが。

オビトは自分は輪廻眼をそのあまりに強大すぎるチャクラと瞳力故に両目に移植する事ができなかった…と語ります。
なるほど、別にオビトは輪廻眼と写輪眼、それぞれの能力を活用するために片方ずつにした訳ではなかったというわけですね。。できなかった…と。くわえて本来の持ち主ではありませんしね。

そんなオビトですら、あれ程の事ができた…と。

そしてオビトは続けます。

" 本来の持ち主に輪廻眼の両目が戻れば　おそらく誰もたちうちできなくなる・・・ "

" 瞳力とは2つ揃って初めてその力を発揮する・・・ "

…と。

もちろん、オビトは今のナルトとサスケを見ていない訳ですから何とも言えませんが、マダラはまだそれほどまでに桁違いに強くなる可能性があるということですね。

いや、漫画史上かつてない程の勢いでパワーインフレが起こっていくwww

オビトの話を反芻し、マダラが両目を揃える事を確信し悪寒をかんじたサクラですが。

その頃既に時空間では…。



貫かれたオビト。。
心臓に仕込んであったはずの呪印札がない事に疑問を抱くマダラ。
オビトの心臓にはマダラの傀儡にするための呪印札が仕込まれていたようです。

オビトはカカシに心臓を貫かせる事で取り除いたとのこと。
一か八かではあったようですが…。
オビトと対等に戦っているかと思っていたのに…。カカシがスゴい強くなったかと思ってたのに…。。

" お前達に仕込んでいたこの呪......"



んん？？お前…達？？

" 何の因果か・・・・・・ "



" 2人ともまったく同じやり方で排除するとは面白い "

2人とも…。そうです、ご想像の通り。。



リン！！

明かされるあの日の真実！！

リンを三尾の人柱力にして木の葉を襲わせようとしていた真の首謀者はマダラだった…。
霧隠れの陰謀ではなかったそうです。
マダラが霧隠れの忍を操っていたと…。
リンがカカシの手に掛かったのはさすがに計算には入っていなかったようですが…。

全てはオビトを闇に落としてマダラのコマにするための策略だった…と。オビトの力を解放させてその程を見る目的もあったようですが。。



なぜ自分を選んだのかと問うオビトへのマダラの答えは…

"お前は心の底から人に優しく　愛情深かった"

"リンへの　仲間への　火影への　忍への　深い愛情・・・"



"いったん堕ちてしまえば　それは逆にこの世界への深い憎しみへと変わるからだ"

"そういう奴ほど"

つまり、オビトはその優しさに付け込まれてしまったという訳ですね。
そして、

"返してもらうぞ　その左目"



マダラのもつオビトの左目の写輪眼。



オビトのもつマダラの左目の輪廻眼。


一方、
マダラの影を押さえ込んだナルト。



影のほうはそれほど強くないのでしょうか？？それとも本体が時空間にいるからかな？？

とりあえず、ナルトもサスケ達のもとへ。



カカシの左目を見たナルトは、治療をしているサクラに代わり…



カカシの眼に手を当てると…。

左目！！しかもこれはもともとのカカシの眼。第3次忍界大戦で失った筈のカカシ自身の眼です！！



もう既に治療の域を越えてますね。
再生？というか復元？

どうやらナルトがいうには

"カカシ先生の一部をちょっともらって んで…　それにこう…　んー"

との事ですが…。

おそらく、所謂クローン培養と同じような原理なのかな？？

詳しくはこちらで考察してみました。よろしければ是非。。

しかし、カカシってこれではもう"雷切"つかえなくなっちゃったのでは？？
というか、確実に戦闘力ダウンしてしまっているのでは？？
まあ、そんな心配はさておき…。

成長した三人を見たカカシは…



初めて彼らに出会った頃を思い出します。



幼き日の三人。

誰よりも火影に憧れ、皆から認められる事を求めていたナルト。



一族の復興とイタチへの復讐を心に誓っていたサスケ。



ナルト、サスケとはことなり、少し頼りない所謂普通の女の子だったサクラ。



師である自分のもとから巣立ち、それぞれ立派に成長した3人の姿に、かつての師は…



自分の忍道を貫き、常に前進することをやめないナルト。



どんな状況になってもサスケを想い続けるサクラ。



そして師でありながら、理解してやることができなかったサスケ。

改めてカカシはサスケに問います。

" サスケ・・・ "



" お前の今の夢は何だ？ "

答えを聞く間はありませんでしたが…。

" 最初の任務を覚えてるな　あの時の教訓を忘れてないな？ "



" チームワークだ！！ "

第7班再び！！




しかし、マダラが両目に輪廻眼を携えてくるとなると、せっかく形勢が傾きかけてきたというのに…。
というより、せっかくの第7班最集結といっても、このレベルじゃサクラは完全に足手まといになるのでは…。今ではナルトの治癒(復元？)力のほうが圧倒的に上回っていますしね。役割が…。

そもそも何故サスケは左目だけが輪廻眼になったのでしょうね？
別に他人の輪廻眼を移植した訳でもないのに…。
六道仙人から授かったなら、オビトと違ってチャクラと瞳力が強過ぎて己を失うという事もないでしょうから、両目が開眼していても可笑しくないでしょうに。。インドラの転生者だし。

それとも、ここでサスケの特殊な(カグヤと同じ)輪廻眼の秘密が明かされるのでしょうかね？？
サスケも輪廻眼である左目だけを閉じていますし、六道仙人に力を授かった状態のサスケですら消耗の激しい眼だと解釈していい…のかな？？

それから、オビトは"瞳力とは2つ揃って初めてその力を発揮する"と言っていましたが、これはなにもマダラに限った事ではないのでは！？
考えようによっては今時空間には2セットの眼がある訳です。
なにせオビトはオビトの右目とマダラの左目を、一方マダラはオビトの左目とマダラの右目をもっている訳ですから…。

つまり、マダラの輪廻眼が左右揃うという事は、逆にいえばオビトの万華鏡写輪眼も左右揃う可能性があるという事です。

いままではカカシが使っていましたが、カカシ自身の眼も復活した事ですし。。

なぜ、千住のチャクラも取り込んでいる筈のオビトの眼が輪廻眼になっていないのかは分かりませんが、仮にオビトの左右の写輪眼が揃ったら、オビトの写輪眼も真の力を発揮するのでは…なんて。。
万華鏡が発現してから、一度も…というより、オビトとカカシと片目ずつで万華鏡を発現した訳ですから。オビトの万華鏡の真価はまだ発揮されていないと考えても良さそう…かな。

さすがにこの流れでは、仮に左右の写輪眼が揃ったとしても、オビトが輪廻眼開眼という可能性は低そうですが、両目が揃ったことによるなんらかの能力の発現の可能性は大いにあるのではないかと勘ぐる今日此の頃です。

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